国内最大級の水路トンネル貫通、光差し込む 京都・天ケ瀬ダムに放流設備、豪雨対応を強化

 宇治川にある天ケ瀬ダム(京都府宇治市槙島町)を機能強化する国土交通省近畿地方整備局の再開発事業で、ダム湖の水を最大毎秒600トン流せるトンネル式放流設備(全長617メートル)が22日、貫通した。既存のダム本体と合わせて放流能力が同1500トンに拡大することで、宇治市など下流に向けた洪水調節能力の増強と、上流の滋賀県での浸水被害軽減を見込む。トンネルを含む再開発事業の完成は2021年度末の予定。

 トンネルはダム本体の左岸側を迂回する。ダム湖から流入した水は直径10・3メートルの導流部を下った後、水の勢いを緩める幅23メートル・高さ26メートルの減勢池部に達し、宇治川に流れる。水路トンネルとしては国内最大級。この日の貫通は報道陣に公開され、流入部と導流部をつなぐ厚さ1・5メートルの岩盤を工事業者が重機で穴を開けた。貫通後も減勢池部の内側工事などを続ける。


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貫通して光が差し込むトンネル式放流設備(22日午後3時、京都府宇治市・天ヶ瀬ダム)
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トンネル式放流設備の概要(国土交通省近畿地方整備局提供)
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https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/313852
2020年7月23日 7:00 京都新聞