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23日 17時03分

新型コロナウイルスの重症患者を治療する際などに使われる人工呼吸器。扱える人材の不足が問題となっています。

 23日、群馬県で開かれた人工呼吸器の研修会には、県内の7つの病院が参加し、喉に管を入れるときに飛沫を浴びないようにする方法などを学びました。

 新型コロナウイルスの重症患者は長期間にわたって人工呼吸器を使う場合が多く、医師らのチームがローテーションで管理にあたる必要があります。群馬県によりますと、県内ではこうした人材が不足していて、新型コロナウイルス患者に使用できる人工呼吸器は、実質、23台しかないということです。

 「いま、人工呼吸器の講習会をやる意味というのは、重症化したときに人工呼吸器が使えるところを増やすというのが大きな目的です」(前橋赤十字病院 高度救命救急センター 中村光伸センター長)

 群馬県は、研修会を続けて、新型コロナの患者用に稼働できる人工呼吸器を50台まで増やしたいとしています。