コロナ後のオフィス(2) 英金融マン「もう高層ビルには戻れない」
business.nikkei.com/atcl/gen/19/00122/061100029/
新型コロナによる死者数が4万人を超えるなど被害がとりわけ大きい英国では
ロックダウンが段階的に解除されても、ロンドンのオフィスに従業員が戻っていない。
特に英国経済をけん引する金融業は従業員が多く、その傾向が顕著だ。
英ロンドンが誇る金融街がもぬけの殻になっている。
英国が3月中旬に都市封鎖(ロックダウン)を発表してから、金融機関に勤める従業員たちは一斉に在宅勤務に入った。

バークレイズグループのジェス・ステイリー最高経営責任者(CEO)の4月末の決算会見における発言に注目が集まった。
「パンデミック前の働き方に完全に戻ることはないだろう。1つのビルに7000人の従業員を配置するのは過去の概念
になるかもしれない」。
というのは、バークレイズだけでなく数千人が働くカナリーワーフの超高層ビルでは
巨大なエレベーターで従業員をオフィスに大量輸送することを働き方の前提としており
新型コロナ対策としては難しい問題をはらんでいるからだ。
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欧米では、エレベーター感染は常識