長い梅雨が明ければ、猛暑が到来する。猛暑の時期に一番心配なのは、いわずもがな熱中症である。

文字通り「熱に中(あた)る」ことで、脱水症や血液中の塩分(Na=ナトリウムやK=カリウム、Mg=マグネシウムなど)の


バランスの乱れが生じ脳細胞がダメージを受け、頭痛、めまい、吐き気、ひどくなると幻覚・幻聴、せん妄(意識低下)を引き起こす病態である。

 

2019年は5月から9月までの間に、約7万人が熱中症のため緊急搬送され、そのうち、1221人が死亡している。

猛暑だった2018年の熱中症死は1581人で、うち65歳以上が1288人。
これは、この5カ月の新型コロナウイルス感染による死亡者より多い。

熱中症による死亡は40歳から徐々に増え、65歳より急上昇し、70代後半から80代の半ばがピークになる。
https://biz-journal.jp/2020/08/post_171650.html