https://www.cnn.co.jp/business/35157820.html
ロンドン(CNN Business) 市場での金の価格が一時1オンス当たり2041ドル(約21万5000ドル)の値を付けた。

金価格の上昇には、外国の投資家がより低価格で金を購入できるようになるドル安や、米国債といった安全資産の利回りが最低の水準にとどまっていることなどが背景にある。

一部投資家は、中央銀行による前例のない大規模な景気刺激策によって、長年にわたって潜伏していたインフレ圧力が高まることを懸念しており、資産の保護に向けて金に目を向けている。

金価格が今後も上昇すると考える理由もありそうだ。

米金融大手ゴールドマン・サックスによれば、米国外の経済が新型コロナウイルスによる景気の低迷からより力強く復活することなどから、今後12カ月の間、米ドルはさらに5%安となる可能性がある。中央銀行からの支持もあり、国債の利回りも引き続き低水準にとどまるとみられている。

https://www.cnn.co.jp/storage/2020/08/06/dc145382a7b8598a980ec011744cfd2b/t/768/432/d/hypatia-h_44e59d88a31a86d13e44de68a9db55d6-h_ebaab0d0ccd986c1e8dabf6566389798.jpg