千葉県は15日、君津市の無職女性(85)が、右足首をマダニに刺され日本紅斑熱に感染し、14日に死亡したと発表した。日本紅斑熱による県内の死者は、2006年に国の感染症集計システムが導入されて以来、初めてという。

 県によると、日本紅斑熱は、野山や畑に入り病原体を保有したマダニにかまれると感染する。女性は、8月3日に37度台の熱が出て、6日に木更津市内の医療機関を受診。11日に別の医療機関に救急搬送され入院したが、回復しなかった。入院時はショック状態で、意識障害があったという。

 県内では今年、日本紅斑熱の感染例が女性を含め6人確認されている。全国では19年に静岡県と茨城県で死亡例があるという。

8/16(日) 13:16 千葉日報オンライン
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