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「長鋪汽船株式会社は江戸時代から150年以上海運業に携わり、国際海上物流を支える老舗企業です。」

「江戸時代から」「老舗企業」を随分と自慢しているが、俺に言わせると、逆にそれは「恥」だ。
つまり「長く商売をしている」にもかかわらず「今もって中小企業」から脱していない。
その理由は、当り前のことだが「顧客から支持されない」ことに尽きる。

「顧客から支持されない」とは、即ち、
「運送が遅い」「料金が高い」「荷役作業が乱暴で荷物が破損することがある」等々・・・
江戸時代からずっと「仕事振りが不評」なので、結果としての今の姿=依然として中小企業である。

ひるがえって岩崎弥太郎を見てみろ。
彼は、明治初期(=この船会社よりも後)に同じ海運会社を興し→たちまちにして
大三菱財閥を作り上げた。
それはとりもなおさず「顧客から絶大の支持を受けた」=「いい仕事をした」からだ。

宣伝文句「江戸時代から」「老舗企業」の、何とも空しいことよ。