新型コロナウイルスの感染拡大で品薄になったアルコール消毒液をインターネットのオークションサイトで購入価格より高く転売したとして千葉県に住む21歳の会社員が書類送検されました。
書類送検されたのは、千葉県野田市に住む21歳の会社員で、警察によりますとことし5月から7月にかけて、インターネットのオークションサイトを通じて、東京の50代の男女3人にアルコール消毒液を購入価格の2倍前後で転売したとして国民生活安定緊急措置法違反の疑いが持たれています。

警察は先月会社員の自宅を捜索し、パソコンやアルコール消毒液の容器とみられる一斗缶などを押収し捜査を進めていました。

オークションサイトには、消毒液が入った一斗缶を「空き缶」とか「中身なし」などと偽って出品していたということで、調べに対し容疑を認めた上で「高値で売れるので小遣い稼ぎでやった」と供述しているということです。

アルコール消毒液は新型コロナウイルスの感染拡大で品薄になりことし5月から法律で転売が禁止されています。

2020年8月20日 11時25分
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