群馬県が前橋市内のホストクラブなどの従業員を対象に実施している新型コロナウイルスのPCR検査(遺伝子検査)を巡り、県保健予防課は24日、検査希望者の個人情報が第三者に誤送信されたと発表した。検査申込書に記載された同課のファクス番号に誤りがあり、2店舗10人分の名前や携帯電話番号などの情報が無関係の個人宅に送信されたという。
検査申込書は同課が作成したもので、19日に対象の38店舗に送付された。店側は必要事項を記入した上、申込書に記載された同課のファクス番号かメールアドレスに送信することになっていたが、ファクス番号が誤っていた。23日、誤送信された住民がファクス2枚を県庁に届けた。

 県は2店舗の代表者に謝罪したほか、訂正文書を対象店舗に配布した。同課の中村多美子課長は「内容確認が不十分でチェック体制に不備があった。情報管理を徹底したい」と謝罪した。

2020年8月25日 08時23分
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