>>1
オントン・ジャワ(ロード・ホーウェ)

島民は比較的多くポリネジア系の血を交えて居る。
本来剽悍な種族で、ラ・ペルーズ伯の探検船はヴァニコロ島プウの水道で遭難し、
その後もグーデノー提督やパテソン僧正等の遭難が有ったが、宣教師の努力によって大半教化された。

されどその結果彼等は濠洲の女皇州開拓のため事実上の奴隷として送られ、
後に該制度が廃止され生き残った者を送還されたが、異人種との接触により悪疫を土産として持ち帰り、
そのため一時3000を数えたヴァニコロ島の人口は99人に減じたと伝えられる。

これは全ソロモン群島においても同様で、
白人と接触の少ない島ほど、民族的に旺盛な活力を残し、白人と接触の多い島ほど原住民は衰滅して行って居る。