7月末の記録的大雨で、水没した車内に閉じ込められた70歳代女性を救助したとして、山形県警山形署は25日、山形市下反田、自動車整備会社社長岸良一さん(62)に、署長感謝状を贈った。

 岸さんは同月28日午後4時頃、自宅近くの道路沿いの土手を歩いていたところ、冠水した路上で、車の下半分が水没した乗用車を発見した。

 運転席には女性が乗っており、クラクションを鳴らし続けていた。岸さんは膝下まで水につかりながら車に近づき、助手席側からドアをこじ開け救助した。

 同署によると、救助から1時間半後の午後5時半頃には、現場の水位は約2メートルまで上昇し、乗用車は完全に水没したという。女性は仕事帰りで、普段通る道路が冠水したため、迂回(うかい)しようとして、現場の道に迷い込んだという。

 岸さんは「ドアは水圧で予想以上に重く、開きづらかった。無事に助けられて良かった」と話していた。

8/27(木) 20:06 読売新聞オンライン
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