【史上最も軽い神輿】ポスト安倍選びで「担ぐ神輿は軽い方がいい」を断ち切るべき理由
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通算で約8年8カ月の激務による疲労は想像を絶するものだろう。
持病が悪化したのは致し方ない。安倍首相は無念なことだと思う。まずは、治療に専念していただきたい。
1日も早く健康を回復し、また元気な姿をわれわれ国民に見せてほしいと思う。

しかし、そうした話とは別に政治学者として今回指摘しなくてはならないと考えたのは、
安倍首相が憲政史上最長の任期に達したのは、「史上最も軽い神輿(みこし)」だったからという見方ができるという点だ。

「史上最も軽い神輿」だったから

「担ぐ神輿(みこし)は軽い方がいい」は、日本社会のセオリーとされる。
親分は軽い人物の方が、部下は担ぎやすくて動かしやすい。
逆に親分が賢くてしっかりした重厚感のある人物だと、部下は担ぐのが大変で面倒だという意味だ。

諸説あるが、一般的には小沢一郎氏の言葉とされる。
1990年代以降、その小沢氏らが中心となって取り組んだ「政治改革」で、英国型議会制民主主義「交代可能な独裁」が導入された。
その完成形が「首相官邸主導体制」による「安倍一強」体制である。

つまり、安倍首相は小沢氏らが望んだ「理想的首相」であり、
「史上最も軽い神輿」だったから最も長い間担ぐことができたとみることができる。
ここに、安倍政権、そして日本政治の本質的な問題がある。

(全文はソース元で)ダイヤモンド・オンライン 2020.9.1 5:10
https://diamond.jp/articles/-/247375