ソースに映像あり
https://www.asahi.com/articles/ASN806W1DN8ZPTLC00S.html

 「クジラに逢(あ)える町」としてホエールウォッチングが盛んな高知県黒潮町沖の土佐湾で今、ニタリクジラの群れが連日のように出現して話題になっている。同町入野漁港にある「大方ホエールウォッチング」は「2週間前から連日のようにクジラが見えます。最高の季節です」と話す。記者は8月29日、船に乗って海に出ると、なんと10頭のニタリクジラが群れで現れた。

 土曜日の午後1時すぎ、入野漁港を観光客10人を乗せて船が出港。青い土佐湾を走る。午後3時ごろ、「クジラが出たぞ」と叫び声が聞こえる。遠い海面に白い水柱が次々と上がった。クジラの潮吹きだ。船がスピードを上げて近寄る。波間に三つの大きな黒い影が動く。全長約12〜13メートルの3頭のニタリクジラだ。海面に潮を吹き上げながら顔を出し、10分ほど海中に潜り海面に再び姿を現す。吹き上げた潮に小さな虹が架かる。

 すると突然、目の前で1頭のクジラがジャンプした。目と、ピンク色の腹部が見える。白い水しぶきとともにドボンとものすごい音が響く。2隻の船の観光客は夢中でカメラで撮影。「6頭、いや10頭はいる」とガイドの島鈴美さんが興奮気味に叫んだ。「10頭のクジラが見えるなんて例がない。今日のお客さんは本当にラッキーです」と島さん。クジラたちは約30分間、泳いだり潜ったりして姿を消した。

高知県黒潮町沖の土佐湾、笠原雅俊撮影
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つづきは会員記事です。
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