>>964
大阪市のカネを府に取られるとわめいているが、
現在でも、大阪市域の事業である、淀川左岸線も、なにわ筋線も府市折半で、「府のカネ」が使われている。

これが昨年のW選で小西が言っていたように、「大阪市域と府域を完全に分けて考えるべきだ」となったらどうなるか。

例えば、淀川左岸線の延伸工事は、現在は府と市が折半して負担することにしているが、
門真JCTの部分以外のほとんどの区間は大阪市内を通るから、自治体負担分の大半を大阪市だけで負担することになる。
第二京阪や近畿道に直結して大阪市民以外の府民にも利益があるのに大阪市民だけが大きな負担を背負うことになる。

話し合いで解決というが、知事と市長が対立すれば、どちらが何割負担するかとかでモメる。
そしてどちらにも権限があって、決定できないから先送りになる。
実際、橋下・平松時代は平松が「大阪市を通過するだけだからカネ出されへん」とか言い出して、
話し合いを求めても「噴飯もの」と喚いて応じず、着工が遅れた。
こうした遅れが都市間競争において足枷になる。