思いつきなのは、対案はと聞かれて焦って、反対派が出した、大阪会議。
大阪会議は大阪府と大阪市、堺市の3首長と各議会の議員9人ずつの計30人で行政課題を議論するもの。

当時の人口で約882万人の大阪府と、約271万人の大阪市、約83万人の堺市が
同じ10人ずつ選出されるという滅茶苦茶不公平なトンデモ会議。

そして、多数決ということは、大阪市に不利なことも大阪府と堺が賛成すれば決まってしまう。
反対派は、都構想で大阪市に不利になると喚いているのに、もっと不利になる大阪会議はスルー。

維新が作った府市統合本部やその後の副首都推進局は、府市それぞれの職員が常駐している組織だが、
大阪会議は、政治家だけがパッと集まって話すだけ。

維新がどうのこうのとか関係なく、「いくらモメても、最終的には決定できる」仕組みにしなければならなかった。
都構想いついては細かいことまで説明を要求しておきながら、大阪会議についてはノーチェックのザル案。
結局、対等な立場で言い合って平行線で終わり。
法的拘束力を持たないから、結局納得できないといって会議自体が無意味になって終わり。

思いつきで「話し合いで解決できる」とホザいておきながら、やってみたらこの体たらく。
今回は、その対案すら思いついていない状態。
反対派が、いかに大阪のことなどどうでもよく、都構想に反対さえすれば良いと思っているかが分かる。