民主党政権
■太陽光パネルによる自然破壊 自然災害増加
■孫正義の罪 孫正義災害 浸水被害や土砂崩れ パネル破棄による環境破壊

全国の地方自治体がメガソーラーの整備を規制する条例やガイドラインの制定に動いています。森林の伐採など自然破壊が相次ぎ、住民と事業者のトラブルも後を絶たないからです。
しかし、メガソーラー自体を規制する法律がなく、条例やガイドラインがどこまで効果を上げられるかは未知数で、対応に苦慮しているのが実情です。

■住民を無視して業者が工事に着手
工事は一時ストップしているものの、メガソーラー計画で業者と住民が対立している赤穂市御崎地区の山林
忠臣蔵で知られる兵庫県播磨地方の赤穂市。JR赤穂線の播州赤穂駅から海に向かって約3キロ、御崎地区の小高い山頂は、緑がはぎ取られています。現在は工事がストップしていますが、住民の反対を押し切って業者がメガソーラーの整備工事を進めた跡です。
山から緑がはぎ取られたのは2015年のことです。メガソーラーの建設計画を市が許可した直後、説明会が開かれないまま、工事が始まりました。
この地域は都市内の自然を維持保存する風致地区に指定され、一部が山腹崩壊危険地区に当たります。地元の自治会が3,372筆の署名とともに、兵庫県に反対の意向を伝えましたが、工事が強行されました。
業者が地元住民を工事妨害で刑事告発するなど、大きなトラブルにも発展しました。その後、別の業者が事業を引き継ぎ、
工事がいったんストップしましたが、現地は大雨が降ると、水路が濁流であふれ、道路がまるで川のようになる場所です。
過去にもたびたび、浸水被害や土砂崩れを起こしていることもあり、住民が不安を募らせているのです。

■霧島市でも業者と住民のトラブル 
業者と住民のトラブルが発生しているのは、赤穂市だけでありません。市内に30近い太陽光発電施設が乱立する鹿児島県霧島市もその1つです。
霧島市牧園町ではむき出しの山肌に業者がメガソーラーを設置したことにより、住民が土ぼこりに悩まされています
業者は当初、防風林の整備を計画していましたが、地下に岩盤があり、植樹できないとして防風フェンスを設置しました。しかし、そのフェンスが強風で吹き飛ばされる事態も起きています。
霧島市は2016年、業者に事前協議や地元への配慮を求めるガイドラインを制定しました。しかし、罰則がなく、強制力に欠けるのは赤穂市と同じです。
霧島市地域政策課は「自治体の立場では住民とよく話し合うよう求めるしかない」と頭を抱えています。
急激に進むメガソーラー建設の中、乱開発といえる状況が相次ぎ、住民や自治体が対応に追われています。そこに見えるのは本来、環境を守るはずのメガソーラーが自然破壊するという皮肉な現実です。