日本をよくする気はないが、これは経済学における「競争」の使いかたを間違えている。
「競争」という単語をカスミガセキも経済学者もマスコミもわざと間違えて使っている。

本来、「完全競争市場」とは、「誰も市場を独占支配できない状態」を指す。
「とても小さい供給者」と「とても小さい需要者」がそれぞれ無限にいると、誰も市場を支配できなくなり、市場が効率的になる。
このとき「消費者の効用」は「最大化」される。
こういう市場を、「完全競争市場」と呼ぶ。

巨大企業を作るのは独占を進める行為で、それを競争とは呼ばない。

いちいち細かい反例を上げるなよ。
まず(1)一般論としてだし、(2)そもそも市場の99%で上述の「完全競争市場により独占を阻止」が成り立つのなら、まずはそれを実現するほうが優先する。