■都構想への素朴な疑問

@どこのどういう利権が潰れるのか?逆になぜ今までその利権を
 潰せなかったのか?
 橋下さん時代に文楽や雑誌の大阪人を目の敵にしたイメージも強いが、
 同和センターみたいなのは(区割りとは関係なく)やる気さえあれば
 潰せた事実も残ったのでは?
 吉村市長がリーダーシップを持って実行できた政策は、4分割された
 区長の元では可能なのか?
 世田谷区長が国や都を無視して断行した強制PCR検査問題みたいな
 ことは起こらないのか?

A無駄を削る話ばかりへの疑問
 大学や病院の統合は周辺地域の経済環境悪化につながるのでは?
 市の規模だからできていた事業が区になると都からの予算を奪えなければ
 慎重になるのでは?(大型の口利き利権発生?)
 また、生活保護地域を抱える中央区には区民税の大規模増税が
 待ち受けているのでは?
 そもそも本来、地方を代表して国に経済雇用環境改善につながる金融財政
 政策を取るように物申すべきところなのにデフレ緊縮政策を前提でしか
 考えないのは責任の放棄では?

B区割りの合理性
 昔の行政官が練りに練って築いた現行のサイズは「距離」として適切では
 ないのか?人口が密集すればさらに細分化していくというのは本当に
 正しいのか?現行の区のサイズが統合して大きくなるのも利便性として
 正解なのか?説明に様々な矛盾を感じる原因もここにあるのでは?
 何より問題は区長選挙で、一般有権者が組織力の強い公明、共産候補の
 2択を迫られる危険性が今以上に強くなるのでは?
 さらに特別区単位で条例制定が可能になるのは怖すぎないか?

上記3つの疑問の明確な解消がなければ、たとえ共産党が反対していようが
反対票を投じるべきではないか?