>>753
東京は23区が都域の東側に偏っているが、大阪市域は府域の中心。

特別区民は3割で特別区以外が7割だから、特別区の声が反映されずに、 「市民のカネが流出する」と言うが、
7割が一箇所に固まった、「大阪周辺市」みたいなものが存在しているわけではない。
1割未満の市が大阪市の周りを取り囲んでいる。
大阪市と隣接している市を含めると大阪府全体の過半数を超える。
道路網も鉄道網も、大阪市域を中心に放射状に伸びていて、 周辺の市の共通利益は大阪市域になる。

例えば北摂にお金を使うとして、北摂だけに有益なら、大阪市域や東部、南部からストップがかかる。
逆に、大阪市域を飛び越えて、北摂と泉州が結託するようなことはほとんど考えられない。
せいぜい複雑な経緯で成立した水道くらい。

それぞれに共通して利益になるのは大阪市域の中心部。
中心部にとってもプラスになると判断されたら郊外のことも進む。

都構想が成立すると、広域行政は大阪市と大阪府を合わせた財源を、大阪全体の利益を考えて、優先順位をつけて使う。
つまり、中心である大阪市域が主導権を持って進めることができるということ。