九州を中心に人的被害や土砂災害を引き起こした台風10号。兵庫県内も激しい風雨などに見舞われたが、台風接近直前の6日午後、港街・神戸が虹に包まれ、幻想的な光景が見られた。

 気付いたのは同日午後3時前、台風取材のため神戸から車で神戸淡路鳴門自動車道を走り、明石海峡大橋を渡った直後。淡路島から神戸の方に目をやると、どんよりとした雲がかかっていたが、海面近くでは虹が明るく街を包み、輝いているように見えた。この光景が見えたのは、時間にして5分。サービスエリアで車を降り、慌ててシャッターを切ったが、とらえることができたのは、この1枚だけだった。

 本紙映像写真部のツイッターに投稿したところ「言葉にならない美しさ」「なんと神秘的な」などとリツイートが相次ぎ、予想以上の反響があった。

 台風10号は8日午前には温帯低気圧に変わる見込みという。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013673474.shtml
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/img/b_13673475.jpg