駐車中の車から現金などが入ったかばんを盗んだとして、兵庫県警姫路署は10日、窃盗の疑いで姫路市飾磨区、無職の男(51)を逮捕した。盗まれたかばんに入っていたタブレットのアプリが、容疑者特定の決め手になったという。

逮捕容疑は10日午前8時半から正午の間、姫路市城見町で、板金工の男性(38)が止めていたトラックの助手席から、現金3万円やタブレット端末「iPad(アイパッド)」が入ったリュックサックを盗んだ疑い。容疑を認めているという。

同署によると、男性はすぐそばで外壁工事をしており、盗まれたことに気付いて110番。アイパッドの衛星利用測位システム(GPS)追跡機能「iPhone(アイフォーン)を探す」を使って、自らかばんの行方を捜索したという。

駆けつけた同署員とともに、アイパッドが同容疑者の自宅マンションにあることを特定。廊下で耳を澄まし、遠隔で音を鳴らす機能を使って部屋まで突き止めた。同日午後、外出していた同容疑者が帰宅したところを同署員が逮捕した。

2020/9/10 23:13 神戸新聞NEXT
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