毎日新聞2020年9月11日 14時57分(最終更新 9月11日 14時57分)



 愛媛県新居浜市の県総合科学博物館のサイエンスショー「うんちをつくろう 消化の仕組みを学ぶ」が人気だ。7月11日から10月4日までの土日曜と祝日に1日2回開き、定員約30人。お盆休みには多くの家族連れが集まり、1日4回に増やした。体をつくるために欠かせない「うんち」の役割に真正面から向き合う企画。「食育のために」と教師や栄養士も訪れている。【松倉展人】

 「うんこ」を例題に取り込んで国語や算数、英語を学ぶ「うんこドリル」シリーズ(文響社)が累計800万部の売れ行きを示していることでも分かるように、「うんち」「うんこ」は子どもたちには不思議な引力を持つ言葉。消化の仕組み、排せつの大切さを知るため、ぜひ“主役”になってもらおうと、館は半年がかりで約25分間のサイエンスショーを準備した。




トーストやゆでたまごで再現

 ショーでは食べ物が体の中で消化される様子を再現するため、まずトーストやゆでたまごなどをまな板の上で刻み、ミキサーへ。「唾液」「胃液」「胆汁」を模した液体を加えてかくはんする。唾液にある酵素アミラーゼはでんぷんを糖に分解する▽胃液は強い酸性があり、酵素ペプシンがたんぱく質を分解する▽脂肪を分解する胆汁は赤茶色で、うんちの色の基になっている――と順を追って説明し、クイズを交える。

     ===== 後略 =====
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https://mainichi.jp/articles/20200911/k00/00m/040/122000c