◎影が薄い地味な菅としては、小泉が田中真紀子を入閣させてロケットスタートしたように、
橋下を行革担当大臣(無任所)にして、スタートしたい。

しかし、橋下は事実上維新の人間なので、日本維新の会と連立しないで入閣させることは
出来ないし、自民党から異論は出るだろうし、なにより公明党が許さない。
公明党は小選挙区で1選挙区あたり平均2万票の創価学会票を自民党に入れることで、
やっと大臣ポストを1つもらっているのに、何もしない維新が大臣ポストを得ることに
納得しないでしょう。

また、橋下は橋下で、講演1回220万円、有料メルマガは億単位、他にテレビ出演料
特にTBSで始まる新たな帯番組のギャラを捨てて、政治家になるとは思えない。
橋下が大阪府知事を打診されたとき、最初に言った台詞が「府知事ってナンボもらえるの?
ボク、今3億もらっている。」と述べたことはミキハウスの社長がバラしたとおり。
また、橋下が最初に務めた法律事務所のボス弁は「橋下が異常なほど金に拘る人間であることがわかってきた。」
と言っている。(橋下とカネに関する話はネットでいくらもひろえる。)

また、橋下の性格として「お山の大将」でないと気が済まないので、内閣の一員では
好き勝手なことを言えば「内閣不一致」となり、また、従前の内閣の見解と整合性を
とらないとならないので、とてもやってられないでしょう。
以前から、国政は人と協力しないと出来ないので、自分には向かないとも言っている。

従って、橋下の入閣は菅の片思いで終わるでしょう。