民主党の前田雄吉・衆院議員と会ってきました
2004年 11月 26日 古川利明の同時代ウォッチング
https://toshiaki.exblog.jp/1369456/
さて、また、前置きが長くなってしまいましたが、最近、民主党の前田雄吉・衆院議員と面会し、情報交換をする機会がありました。
前田議員は2000年6月の総選挙で、愛知6区(春日井市、小牧市、犬山市)で、
 公明党副代表の現職・草川昭三を破って初当選し、現在、2期目のバリバリ若手の民主党国怪議員です。
じつは、前田議員と直に会って話をするのは、今回が初めてだったのですが、
彼は、私が「フォーラム21」の今年の2月15日号に
「代表直属の創価学会問題対策のプロジェクトチームを作れ!」と書いたことをきっかけに、
菅直人の指示で極秘に同月下旬に結成した民主党の「創価学会問題プロジェクトチーム」が発足していますが、
その事務局長を務めているのです。
前田議員は私と同じ慶応で(彼は法学部で、私は文学部)、私が入学した84年に彼は大学を卒業しているので、
キャンパスで重なる時期はなかったのですが、話していて、対「創価学会=池田大作」についてはもちろんですが、
権力が引き起こす不正に対して、体ごとぶつかっていくというのか、「筋金入りの闘士」というオーラが漂っていました。
いやー、正直、民主党にこんなにマトモというか、正義感も強くて、
さらには政局カンもある若手議員がいたのかーと、ちょっと感動しました。
前田議員は、慶応を卒業した後、松下政経塾に入っており、
自民、民主を問わず、最近の若手国怪議員では多くなってきている、いわゆる「松下政経塾系」です。
松下政経塾というと、どうしても、「日本版ネオコン」というイメージが強く、
人情の機微にも疎い「政策ロボット」というような、私自身はいい印象を抱いてはいなかったのです。
が、やはり人間は出自とかだけでなく、そのトータルな人格や人間性を見ないとなんだなあ、
ということを実際に会ってみて、改めて思いました。
私が前田議員に聞きたかったのは、「どうして、わざわざ創価学会・公明党の問題に首を突っ込むのか。
そんなキケンを冒さなくても、民主党内でラクをして出世していく方法など、いくらでもあるだろうに」ということでした。
曰く、彼も私と同様、身内に学会員がいるというわけではなく、
衆院に立候補するまでは、ほとんど創価学会とは関わりがなかったということです。
ところが、草川昭三の地盤である愛知6区から出馬を表明した途端、
突如として、創価学会からのイヤガラセが始まったそうです。
「イヤガラセはそれは凄かったですよ。猫の死骸が玄関先に投げ込まれたのはもちろんですが、
いちばん許せなかったのは、私には小学生の娘がいるんですが、その娘を学会の青年部が取り囲んで、
『オマエのオヤジは……』というふうに威圧を加えたんです。(中略)小さな女の子であるのはもちろんですが、
(中略)大の男がそんなことをしますか。
これがあったとき、私は絶対に(公明党・創価学会=池田大作を)許せないと思いました」(前田議員)