■地方によって国公立大学医学部の間口に大きな格差
当然ながら、東大合格者の出身高校は首都圏に偏り、京大合格者の出身高校は近畿圏に偏る。全国の高校における最難関大学進学実績を比較するのならば、入試難易度において東大・京大と同等か、それ以上に位置する国公立大学医学部への合格実績も比較しないとフェアではないだろう。そこで今回は国公立大学医学部の合格者数による高校別ランキングを掲載する。

ただし、国公立大学医学部合格者数にも地域による偏りがある。次ページから実際にランキングを掲載するが、一見して分かるのは西高東低であることだ。圧倒的に西日本の学校が上位を占めているのだ。これにも実は理由がある。

全国に50ある国公立大学医学部を都道府県別に地図にプロットしたものを見てほしい(図)。地理的には全国にまんべんなく散らばっているかのようだ。しかし、都道府県別の人口分布を意識しながら見てみると、偏りがあることがわかる。

関東地方(東京・神奈川・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉)の総人口約4300万人に対して国公立大学医学部は6。近畿地方(京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良・和歌山・三重)の総人口約2250万人に対して国公立大学医学部は9。さらに九州地方の総人口約1450万人に対して国公立大学医学部は8。

国公立大学医学部の毎年の募集定員はどこもだいたい100〜130人で大差はない。つまり、人口当たりの医学部定員数を比べると、関東地方と近畿地方では3倍近い差があり、関東地方と九州地方では4倍近い差があるのだ。関東地方ではそれだけ国公立大学医学部の間口が狭いわけである。その分、私立大学医学部は関東地方に多い。

■東大・京大ランキングでは目立たなかった学校が1位
実際に国公立大学医学部合格者数高校別ランキング(2016〜2020年の5年間平均)を見てみよう(防衛医大合格者数は含んでいない)。

2位以下を大きく引き離す圧倒的1位は愛知県の東海。愛知県という土地柄、生徒の進学先は東向きと西向きに分かれてしまう。そのため東大ランキングでは21位、京大ランキングでは13位とさほど目立たず、全国区では意外にその名を知られていないが、実は関東の開成や関西の灘に匹敵する中部地方の超進学校なのである。

2位の灘は東大にも国公立大学医学部にも強い。3位の洛南は京大と国公立大学医学部に強い。4位ラ・サールは近年医学部志向が強まったために東大ランキングではやや目立たないだけである。同じく九州勢からは東大にも多くの合格者を出す久留米大附設が5位につけている。

関東勢からトップ10に入っているのは、6位の開成のみ。20位までを見渡しても18位の桜蔭だけである。国公立大学医学部合格者数ランキングにおいて関東勢が不利なのは前述の通りの理由である。

これまで3回にわたって東大・京大・国公立大学医学部のそれぞれの合格者数ランキングを掲載してきたが、次回はこれら3つの総合ランキングを掲載する。

全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/494cecefa0a745cb116877f841be90a04c7adbf0?page=2
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2Fcontent%2Fpic%2F20200906%2F96958A9F889DE4E2E4E1EAE3E1E2E0E0E2E4E0E2E0E2E2E2E2E2E2E2-DSXZZO6330230001092020000000-PB1-4.jpg?auto=format%2Ccompress&;ch=Width%2CDPR&ixlib=php-1.2.1&w=630&s=8e354e831bd638a84fb49b011edaa50b

★1 2020/09/12(土) 21:20:41.25
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