ダンベルやバーベルなどトレーニング用品の輸入が急増している。全国の輸入額は4月以降、前年を上回り、7月まで2か月連続で過去最高を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控え、自宅で運動する人が増えたことが一因とみられる。

 財務省の貿易統計によると、「身体トレーニング用具・体操用具及び競技用具」の輸入額は、生産拠点の中国で工場停止が相次いだ2月に前年同月比25・7%減の19億円まで落ち込んだが、4月は増加に転じ、6月は1・5倍の49億円、直近の7月は1・4倍の50億円といずれも過去最高だった。

 全国でスポーツ用品店「スポーツオーソリティ」を約130店展開する「メガスポーツ」(東京)では4月以降、ダンベルやヨガ用のマットなどトレーニング用品の売り上げが前年の2割増と好調だ。来店客は減ったが、ネット通販は3〜4倍に伸びているという。

 担当者は「初心者向けの軽量のダンベルは品切れになるほどで、家でトレーニングするために買う人が増えている」と話している。

ソース 読売新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/7afe866968eca7b2d03de2a0c112a454e748e3e6