近代というものが産業革命から始まり、大量生産大量消費になる。
より大量に作った者が規模の経済が効いてきて市場で勝者になる。
これって明治人なら分かっていた筈だと思うんだが、それが実現するのは敗戦後高度経済成長まで待たなきゃいけないんだよな。
世界で最初にアメリカはそれに到達し、欧州も追従しつつある状態が第一次大戦だった。
第二次大戦の段階でもそこに到達出来てなかった日本に勝ち目は無かった。
また当時は、ソ連の五か年計画による上からの産業育成が日本のエリートには魅力的に見えたんだろうと思う。
そう考えると、昭和維新をソ連方式でやろうとした青年将校の考えは分からないでもないな。