「5人ほど売り飛ばしましたよ」ヤクザが暗躍、
公然と女性が街中で…三重に実在する“ヤバい島”
『売春島 「最後の桃源郷」
文春オンライン 18時間前
https://bunshun.jp/articles/-/40303

 その暗部を紐解くには置屋経営者やブローカーなどに話を聞かなければ始まらない。
まずは旧知の仲の、ベテランスカウトマン・宮下(仮名)を頼った。
 女が逃げたら、一介のスカウトでは保証ができない。だからヤクザが介在するのかと聞くと、
彼は得意げに解説した。

「いや、ヤクザは店との橋渡しをするだけ。あくまで女の保証人は連れてきた俺らか、
俺らとヤクザの間に入るブローカーになる。

 多重債務者など追手から逃げたい女は別として、ホストで売り掛けを作ったような、
有って無きカネでさほど覚悟もないまま売り飛ばされるヤツらは、逃げる可能性がある。
だからヤクザを使って沖縄とか売春島とか、離島で脱出手段の乏しい場所に沈めるしかないんだよね。

さらに僕が方々の知人を頼った末に「彼なら知ってるかも」と紹介されたのは、元闇金業者の西条司(仮名)だった。
彼は「ああ、三重のあそこね」と、語調も変えず続けた。
「5人ほど売り飛ばしましたよ」
 手っ取り早く債権を回収するため、女は女衒に売り飛ばす。もちろん、全ての闇金が同じ手法ではないだろうが、少なくとも西条の回りでは20人の女が島流しされたという。

「ヘルスで働く27才のシャブ中毒女には、ト5(10日で5割の利息)で10万貸しました。
1回目の利息は返済したものの、2回目で飛んだ。だからその女を新宿で捕まえるとすぐに、
女衒に50万で買い取ってもらいました。
22才、ホスト狂いのソープ嬢は元金が50万だったので、少々高めの90万で買い取ってもらうことに。
そういえば、1人AV女優もいた。素性を覚えているのはこの3人だけですね。