14日午後、菅義偉内閣で内定した閣僚らが次々と首相官邸に呼び込まれた。目玉人事の一つ、デジタル改革担当相となった平井卓也氏(62)は、官邸で記者団に「(菅義偉首相からの全閣僚への指示書には)思い切って政府一体でデジタル化を強力に推進するという指示が明記されている。こういうことは珍しいし、首相の覚悟がうかがえた」と語った。

 さらに「新型コロナを受け課題が明確になった。今回はデジタル庁という新しい組織を新設する。全く設計図のないミッションなので、これにまずは全力を尽くす」と意気込みを語った。

 平井氏は岸田派、当選7回。自民党の広報本部長やデジタル社会推進特別委員長を歴任し、党のネット戦略を牽引(けんいん)してきた。ネット選挙が解禁された2013年夏の参院選では、ネットの書き込みを分析する党内チームのトップも務めた。

朝日新聞 2020/9/16 17:51
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