火災が発生したのは、「炎の味噌ラーメン 札幌炎神」。
この店の売りが、1,300度に達するという炎を使った調理法。
以前、この店を取材した映像では、激しい炎を使った調理をしていた。
店のウェブサイトによると、混じり合うことのないスープとラードを、
豪快な火炎でうまみごと一体化させ、乳化させることで、まろやかなコクと
とろみを引き出すとしている。
消防によると、従業員がラードを鍋に入れて溶かす作業中、目を離した
らラードから火が出ていたため、消そうとして水をかけたところ、さらに燃
え広がったという。
この水をかけた20代の男性従業員が、左手と背中にやけどを負っていて、警
察と消防でくわしい出火原因を調べている。

消防車42台が駆け付け、火は約4時間後にほぼ消し止められましたが、
2階建ての木造ビルの内部が焼け、従業員の20代男性が手や背中にやけどをし
ました。
また、この火事で狸小路4丁目商店街が通行止めとなり、店の従業員や客などが
一斉に避難したほか、市電が一部区間で運行を停止するなど 現場は騒然となり
ました。
近くの店の従業員は:「1階にいたら煙がどんどん来て、匂いもすごかったの
で外見たら燃えてた」「炎がすごかったです。この辺全部(煙で)真っ白で
した」「心配です狸小路は古いビルが多いので」「今日1日たぶん閉鎖だと思う
し(周辺の店は)大打撃だと思う」
同じビルで働く人は:「全部だめになった。ビル自体がだめになった。木造
だから。そこで営業できない…他のところを探すしかない」