新型コロナウイルスの感染者が世界で3番目に多いブラジルで、最大都市サンパウロ市の4歳から14歳までの子ども2000人を対象に
感染状況を調べた結果、全体の18%以上が感染していたことがわかり、市は学校の再開時期の延期を決めました。

サンパウロ市は今月1日から3日にかけて市内の公立学校に通う4歳から14歳までの子ども2000人を対象に血液検査を実施して
新型コロナウイルスの感染状況を調査しました。

その結果、全体の18.4%の子どもが現在もしくは過去に感染していたことがわかったということです。

このうち、66%の子どもたちには熱やせきなどの症状が全く見られず、
貧しい人たちが住む地域の学校の子どもほど感染率は高かったとしています。

サンパウロ市は5月中旬から公立学校の通学を停止し、来月から再開する予定でしたが、
今回の結果を受けて再開時期を11月以降に延期することを決めました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200918/k10012624221000.html