新型コロナに感染した場合、全員を入院の対象とする現在の措置について、厚生労働省のワーキンググループは、規定を見直し、軽症や無症状の場合は入院の対象を高齢者などに限るとする方針を示しました。

 新型コロナウイルス感染症は現在、隔離が必要な「指定感染症」として扱われ、すべての感染者に強制的な入院などの措置をとることができますが、全員が入院すると病床が足りなくなるなど医療現場への負担が懸念されています。

 厚労省のワーキンググループは18日、感染者全員を入院の対象とする現在の措置について、規定を見直し、軽症や無症状の場合は入院の対象を原則65歳以上の高齢者や持病がある人などとする方針を示しました。今後、厚労省の専門家会合などで議論され、正式に認められれば来月にも政令を改正する方針です。

19日 0時41分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4081900.html