稲田朋美元防衛相(61)が、21日放送のTBS「グッとラック!」のインタビュー取材で、菅義偉内閣で女性大臣が2人となったことに「安倍政権最後は3名でしたけど、さらに少なくなったなという印象。閣僚や党の役職に女性を登用してほしいと申し入れていたんですけれども、なかなか響いてなかったのかな、少ないなという印象」と語った。

 衆院で女性議員の割合が9・9%であることに「女性の国会議員の数が圧倒的に少なくて、195カ国中165位でG7でも最低」と指摘。「圧倒的に少ないとどうしても少数意見という扱いになる。もしこれが30%いてその30%が動けば絶対無視できないと思う」と述べた。

 「やっぱり政治は男がやるものっていう考え方がとても強いと感じます」と指摘。「国会議員になる女性議員も少ないし、そこから当選を重ねるのも非常に難しい。当選を重ねて閣僚に登用されるまで続けていくってことも結構課題かなと思う」とした。

 「まず家族の説得であったり、その後のいろんな選挙の資金であったり、いろいろとハードルを越えていかなきゃいけないなというのは実感します」と話し、自身も46歳で初出馬した時は、子供2人が中学生で、両親から反対されたことを明かした。

 また女性議員に対する偏見などについて、「中身がいたって理論的であったとしても感情的だとかですね、もう少し癒やし系になった方がいいよねとかね、違うだろみたいなところもあります」と違和感を語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e4e03f06ad74878015688baae6f7022e5b34bb0b
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