中国の王毅外相が来月にも日本を訪問し、茂木外務大臣と会談する見通しとなりました。菅総理大臣との会談も調整されていて、実現すれば、菅総理大臣が就任後、初めて中国の要人と直接会う機会になるものとみられます。

菅総理大臣と中国の習近平国家主席は25日に電話で会談し、首脳間を含めた意思疎通が重要だと指摘し、緊密に連携していくことで一致しました。

こうした中、日中両政府は、王毅外相が来月にも日本を訪問し、茂木外務大臣との会談を行う方向で調整に入りました。

また、菅総理大臣との会談も調整されていて、実現すれば、菅総理大臣にとって就任後、初めて中国の要人と直接会う機会になるものとみられます。

菅総理大臣は、来月上旬に日本を訪れる予定のアメリカのポンペイオ国務長官とも会談する方向となっていて、アメリカと中国の対立が激しさを増す中、両国の外相と相次いで会談することになります。

菅総理大臣としては、日米同盟を外交の基軸に据える一方で、中国との意思疎通も継続し、安定した関係を構築していきたい考えで、王毅外相にもこうした考えを伝えるものとみられます。

2020年9月27日 6時08分
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