29日午後4時50分ごろ、神戸市東灘区住吉本町1丁目で、工事中のビルから足場用の金属製パイプが落下し、通行人2人に当たった。兵庫県警によると、女性(44)が首の骨を折る重傷で、男性(70)が手の指に軽傷を負ったという。

 東灘署によると、落ちたパイプは長さ約3・7メートル、直径約5センチ、重さ約14キロ。4階建てビルの外壁点検工事をしていた作業員らが、足場用のパイプ数本を地上から屋上につり上げていたところ、1本が地上16メートル付近から足場に当たりながら落ちたという。

 同署は業務上過失致傷の疑いもあるとみて、金属製パイプが落下した状況を詳しく調べる。

 現場はJR住吉駅に近い市街地。

2020年9月30日 0時43分 朝日新聞
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