3日、長野県内では7件の山岳遭難が発生しました。この内、大桑村の糸瀬山付近では、ロープを使って下山しようとした男性が少なくとも24時間、宙づり状態になった末、救助されました。

救助されたのは、愛知県みよし市の53歳の男性で、3日に日帰りの予定で単独で入山しました。男性は崖をロープを使って下りていましたが、目測を誤ったため、長さが足りず、宙づり状態に。午後7時ごろ、携帯電話で救助要請をしたということです。

翌朝、警察などが救助に向かいましたが、現地にたどり着くのに時間がかかり、結局、男性が地上に下ろされたのは午後7時ごろで、その後、木曽郡内の病院に搬送されました。

少なくとも24時間、宙づりになっていたため、男性は疲労した様子で、救助の際は「申し訳ありませんでした」などと話していたということです。

警察はきちんと装備を整え、自分の実力に見合った登山をしてほしいと呼びかけています。

2020年10月5日 月曜 午後9:25
https://www.fnn.jp/articles/-/92125