世界保健機関(WHO)米州地域事務局である汎米保健機構(PAHO)のカリッサ・エティエンヌ事務局長は7日、
WHOはキューバやジャマイカなど新型コロナウイルス感染拡大を効率的に制御してきた国で感染が急増していることと、
カリブ11カ国で緩やかだった感染ペースが劇的に加速していることを懸念していると明らかにした。

ワシントンから行なったバーチャルブリーフィングで述べた。

米州の感染者は累計1700万人超、死者は57万4000人超で、感染者は世界の半分、死者は半分以上を占めている。
被害が最も深刻なのは引き続き米国とブラジルだが、感染拡大が再燃し、地域全体の感染はきわめて活発な状態が続いている。

エティエンヌ事務局長は「この地域では50万人以上の子どもと若年層が感染しており、その数は増え続けている。
多くは軽症か無症状で、感染を認識していない」と述べた。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-latam-idJPL4N2GZ0D6