イギリスで今年、新型コロナウイルスで亡くなった人の数が、インフルエンザや肺炎で亡くなった人の数の3倍以上に上ることが分かりました。

 イギリスの国家統計局の調査によりますと、イングランド地方とウェールズ地方では今年1月から8月までに新型コロナウイルスによる死者は4万8168人で、インフルエンザ、あるいは肺炎で亡くなった1万4013人の3倍以上に上っていることが分かりました。

 また、新型コロナで亡くなった人のうち、およそ30%が高齢者福祉施設で亡くなっていました。インフルエンザ、あるいは肺炎の場合、この割合は15%程度で、新型コロナのほうが高齢者施設への影響が大きかったといえます。

 一部には新型コロナウイルスについてインフルエンザと同等と見なすような人もいて、アメリカのトランプ大統領も今週、同様のツイートをしていますが、少なくともイギリスの統計上では新型コロナウイルスのほうが圧倒的に多くの命を奪っていることが示された形です。

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