0001ブギー ★
2020/10/12(月) 23:11:35.00ID:eNh/BIOa9旧扉は、鳳凰堂正面中央部の観音開きの2枚からなり、南扉は半分ほど欠損し、北扉は縦約4・7メートル、幅1・6メートル。江戸期の1670年に現在の扉と交換して以降、平等院で保管されていたが、その形状などから昭和40年代に旧中央扉と考えられるようになった。
傷みが激しく肉眼では扉の図柄などは確認できないが、光学調査の結果、北扉の中央付近に建物の屋根が描かれ、上方に衣をなびかせて飛来する菩薩が少なくとも4体確認された。南扉には、建物の屋根や柱に加え、幾重にも連なる山の稜線(りょうせん)が確認できた。
極楽往生には9つのランクがあり、今回は最高位の「上品(じょうぼん)上生(じょうしょう)」を描いた可能性がある。板からは「上品」の文字が確認できた。
また、天然鉱物を原料とする彩色顔料も検出され、創建当時の顔料を知る手がかりになるという。
平等院の神居文彰(もんしょう)住職(57)は「鳳凰堂の中で最も大きな扉に、非常に大胆で独創的な絵が平安期に描かれ、残っていることに驚いた」。
https://www.sankei.com/west/amp/201012/wst2010120041-a.html
https://www.sankei.com/images/news/201012/wst2010120041-p1.jpg