0504ニューノーマルの名無しさん
2020/10/16(金) 23:40:00.94ID:/0UDoT7E0稲作技術の視点から見ると稲作が始まる以前に、
通常は稗、粟、麦などの雑穀を栽培する焼畑農業
が起こり、その場合、タロイモ(田イモ、里芋)のような
根菜類まで含まれるかで分かれる。
朝鮮半島の場合、華北や東北地区(満州)の畑作、
遊牧の民が流入したが肉食の民だから稲作が
起こる可能性はなく、気候的にも稲種や稲作が華中
から北上することもない。
他方、畑作技術は華北から満州、朝鮮へと流れたことは
考古学上の通説である。
しかし、である。
朝鮮半島にはタロイモ栽培がない。
日本の縄文時代後期からの中心的な農耕は(陸)水稲と
タロイモのセットである。
そしてそれはラオスからベトナムからフィリピン
から環太平洋文明圏では普通の食習である。
しかし朝鮮半島には華北や中国東北地区由来の
農耕パターンしかなく、日本やそれら環太平洋の
地域とまったく違う。
台湾の山岳部では日本の銅鐸に描かれた脱穀の様子の
線刻画そのままの杵や臼で作業していて驚かされる。
朝鮮半島には、日本人が弥生初期(縄文終期)から好む水稲との
共用の根菜類の栽培が一切ないのである。
現在でも奄美や西日本で行われる根菜類の栽培がない。
東南アジアから台湾、 日本からハワイまで見られる
南洋系の稲とタロイモのセットではない。
この違いは水稲の伝搬のルートの主流に大きな
影響を与えているはずであるし、日本人と韓国人
との文化の根本部分の違いとなっている。