11月1日に住民投票が行われる大阪都構想を巡り、神奈川県の黒岩祐治知事は16日の定例会見で、県と横浜、川崎、相模原の3政令市との関係について「県の立場としては二重行政の問題があるとは思っていない。もし二重行政と感じられるものがあればいつでも解決する仕組みになっている」と述べた。

都構想の是非については「大阪市の皆さんがお決めになること」として言及を避けた。

 神奈川も二重行政の課題を抱えているとの指摘には、パスポートの発給事務を県から横浜市に権限移譲した例を挙げ、「3政令市とは一緒になって解決する仕組みがあり、これからも個々のテーマに対応していく」と強調。「住民にとって意味があるならば対応しようと、いつもわれわれは門戸を開いている」とした。

 また、日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題については、「政府の問題だが、皆さんが疑問に思われるならば納得できるように説明されることがふさわしいのではないか」と語った。

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