某店に建物外のデッカい檻で珍しい大型犬を飼っていて、近くで見たいと申告した観光客が居た時だけ檻から出して一緒に写真撮らせてくれた所があったんだ
一緒に写真撮らせてくれると言う事は店では特に発表していなくて、普通の観光客は知らないから檻の外から眺めて犬の写真を撮っていた
とにかくデカいけどおとなしくて人懐こい犬だった
家族旅行で行った時ウチの爺さん婆さんが犬と家族写真を撮りたいといったので、お店の人は犬を檻から出してくれた
爺さん婆さんは「可愛いわねー」とかいってナデナデするんだけど俺から見たらどうも犬は嫌がってる感じ
「もう止めろよ、嫌がってる」って言ったんだけど婆さんは分からないのか撫でくり回してる
犬、今まで「やめてよぅ〜」みたいな困った顔していたのがいきなり豹変してガブリ!
年寄りは皮膚とか弱いから腕がガッパリ裂けて大出血
店の人は大慌てで直ぐ犬を引き離して平謝り
婆さんは病院に連れて行かれた
数ヶ月位して、ふと思い出して母に、あの時の犬どうしてる?と聞いたら、お店の人もお客を傷つけた事に深くショックをうけて、可愛がっていたけれど泣く泣く殺処分したと
確かに巨大な犬が婆さんにのしかかった図は俺も見ていてギョっとなったがどう見ても婆さんが悪かった
個人的に犬猫好きじゃないけど、この件は凄く悲しくなった

婆あさんはケロっとして、あらあら殺処分されちゃったの、可哀想ねー、とか言ってたけど
歳とるとなにかにつけて鈍くなるのか?歳とりたくねーなと思った思い出