福島市立の小学校で起こったいじめについて、福島市教委は16日、第三者委員会に当たる「市いじめ問題対策委員会専門部会」を設置して調査を行うと発表した。市教委は第三者委を設置していなかったが、少年が自殺を図った(未遂)という事実を把握し再度検討、「(少年の)立場を考慮し、問題解決のための解明を行うことが重要」と判断したという。
 市教委が3月末にまとめた報告では、陰口などのいじめがあったと認めて「学校の対応が不十分だった」としたが、「重大事態には当たらない」として第三者委設置の必要性を認めていなかった。一方、いじめを受けた少年の家族側は8月、少年が自殺を図ったことから、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たるとし第三者委の設置を求め、今月も再度要請していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42e7ad91c0292786c5345f881bd9602ff73cbb5e