吉村知事が以前会見で分かりやすい話をしていた

今、菅政権が国際金融センターを何処に設置するか東京と大阪と福岡で競わせて決めると言っている。

吉村知事「大阪府が誘致したいと言っても大阪市が要らんと言えば誘致できなくなるし、逆に大阪市だけで誘致をするとなった場合でも、大阪市275万人で東京都1400万人と勝負して勝てるわけない。大阪府市880万人で競争に挑まないと国際金融センターは勝ち取れない」。

かつての大阪は、オリンピック誘致もそうだが、府市一丸となって物事を動かせなかったから幾度も大阪の大きな発展のためのチャンスを逃して来たのだ。

松井市長「去年G20大阪サミットが行われたが、今までもG7サミットを大阪に誘致するために国に働きかけたことがあった。でも、府市バラバラだったので誘致できなかった」。

二重行政で揉めているのは大阪だけではない。愛知の大村知事と名古屋の河村市長が過去の大阪と引けを取らないぐらい大揉めの状態になっている。この県と市が揉めることにより、誘致しようとしていたG20サミットは大阪に奪われ、IR(カジノ)も建設場所を県と市が別々に提案し誘致できなくなった。

二重行政には何のメリットもない。デメリットばかりなのだ。