【ロンドン共同】英政府は19日、今夏に開催予定だった東京五輪・パラリンピックを標的として、ロシア軍参謀本部情報総局がサイバー攻撃を仕掛けていたと発表した。攻撃の詳細や被害の有無は不明。ロシアはドーピング問題で両大会からの除外処分を受けており、BBC放送は、これに反発して妨害工作を計画していた可能性を指摘した。

 ラーブ英外相は声明で「無謀な行為であり、最も強い言葉で非難する」と強調した。

 英政府によると、攻撃が実施されたのは、新型コロナの影響で五輪の延期が決定した3月より前の時点。東京五輪の主催者やスポンサー企業を標的とした偵察行為などがあったとした。

共同通信 2020/10/20 07:32 (JST)
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