2020.10.20 20:36産経WEST

 石川県内の同姓同名の男性を装って新型コロナウイルス対策の特別定額給付金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた名古屋市の無職、森進一被告(50)の公判が20日、金沢地裁(大村陽一裁判官)で開かれ、検察側は、被告が全国の同姓同名情報を集め、福島県と北海道の男性にも成り済まし、給付金をだまし取ろうとしたと明らかにした。

 検察側によると、森被告はインターネットで自分の名前を検索し、全国の同姓同名男性の情報を入手。今年5月、福島県いわき市と北海道留寿都村の男性を装い、オンラインで給付金を申請したが、生年月日の情報などから市や村の職員に不正を見抜かれた。留寿都村で見抜いた職員は、被告が成り済ました男性の親族だった。

https://www.sankei.com/west/news/201020/wst2010200035-n1.html