【むかわ】「鵡川ししゃも」のブランドで知られ、今月1日に解禁した鵡川漁協(胆振管内むかわ町)のシシャモ漁が大不振に見舞われている。11月上旬までの漁期の折り返しを過ぎても漁獲量は1・6トンにとどまり、近年で水揚げ量が最少だった2015年を下回るペース。海水温が高く、来遊が遅れていることが要因の一つとみられる。

 同漁協などによると、23日までの漁獲量は前年同期比85%減で、漁獲高は60%減の約700万円。最終的な水揚げ量が8・1トンにとどまった15年でも10月23日時点で2・9トンだった。同漁協の小谷地好輝組合長は「40年以上シシャモ漁をしているが、今年ほどとれない年は記憶にない」

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