【e-Gov?】
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/toshokan_working_team/r02_04/
日時:令和2年10月26日(月)15:00〜17:30(延長の可能性あり)
場所:文部科学省旧文部科学省庁舎5階入札室
議事次第
1開会
2議事
(1)入手困難資料へのアクセスの容易化(法第31条第3項関係)に関する取りまとめについて
(2)図書館資料の送信サービス(法第31条第1項第1号関係)に関する論点整理について
(3)その他
3閉会
配布資料一覧
資料1入手困難資料へのアクセスの容易化(法第31条第3項関係)に関する取りまとめ(案)(728.4KB)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/toshokan_working_team/r02_04/pdf/92606101_01.pdf
  【以下資料2・参考資料1〜7省略】

より抜粋
(3)課題・要望
 現行制度上、絶版等資料のデータの送信先は図書館等に限定されているため、図書館
等の館内での閲覧しかできず、各家庭等からインターネットを通じて閲覧することはで
きない。また、データを受信した図書館等において可能な行為が一部分の複製及び複製
物の提供に限定されているため、図書館等から利用者に対してメールによりデータを送
付することなどもできない。
 このため、感染症対策等のために図書館等が休館している場合や、病気や障害等によ
り図書館等まで足を運ぶことが困難な場合、そもそも近隣に図書館等が存在しない場合
など、図書館等への物理的なアクセスができない場合には、絶版等資料へのアクセス自
体が困難となるという課題がある。また、実態上、必ずしも全ての図書館等が国立国会図
書館による参加承認を受けているわけではなく、参加承認を受けた図書館等においても
利用できる端末数が限定的であるなどの課題もある。
これらを背景として、現に、国立国会図書館に対しては、今般の新型コロナウィルス感
染症の流行に伴う図書館等の休館を受け、デジタル化資料のインターネット公開等を求
める要望が寄せられているとともに、身体障害で来館できない利用者等からも遠隔地か
らの資料へのアクセスについての要望が寄せられている。
 また、「図書館休館対策プロジェクト」2からは、令和2年4月に実施した「図書館休館
による研究への影響についての緊急アンケート」(対象者:広義の研究者及び学生)にお
いて、75.7%が国立国会図書館におけるデジタル化資料の公開範囲拡大を望むと回
答するなど、絶版等資料を各家庭等にインターネット送信することを可能とすることへ
のニーズは極めて高い状況にあることが報告されている。
 こうした状況を踏まえ、国立国会図書館のほか、日本図書館協会や国公私立大学図書
館協力委員会等からも、利用者が自宅等においても絶版等資料の閲覧等ができるよう制
度改正を行うことを求める意見が出されている。