東京電力福島第一原子力発電所での大規模な原子力事故では、半減期が比較的長い放射性セシウムを含む放射性物質が大量に放出されました。事故直後から多くの環境モニタリング研究がなされ、公表されてきましたが、それら一つ一つはある時期のある部分の結果にすぎません。福島の環境汚染は刻々と回復傾向にあり、国際的な関心も極めて高いものがあります。このため、これまでの知見の集約が必要とされていましたが、既存の研究を客観的に総括し、科学的に検証した論文はありませんでした。

本研究では、福島の陸域環境モニタリングに関する研究論文210本以上を網羅的に集約し、特に放射性のセシウム137(以下137Cs)による陸域汚染の実態と環境回復の全貌を明らかにしました。

https://www.jst.go.jp/pr/announce/20201028/index.html
福島第一原発事故で放出された放射性物質の陸域環境中での動き
〜チェルノブイリより環境回復は大幅に速い〜


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以上