【シリコンバレー=奥平和行】米グーグルの親会社、米アルファベットが29日に発表した2020年7〜9月期決算は、純利益が前年同期比59%増の112億4700万ドル(約1兆1800億円)だった。新型コロナウイルスの影響で収益の柱であるインターネット広告事業が一時的に落ち込んだが持ち直した。

売上高は前年同期比14%増の461億7300万ドルとなり、2四半期ぶりに増収増益を確保した。1株利益は16.4ドル(前年同期は10.12ドル)。売上高、1株利益ともに市場予想を上回り、29日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値より8%超上昇した。

売上高、純利益ともに四半期ベースで過去最高を更新した。同日の声明でルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は「検索連動型広告や(動画共有サイトの)ユーチューブを通じた広告が伸び、クラウドコンピューティング事業や(コンテンツ・アプリ配信の)プレーも好調を持続した」と説明した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65645100Q0A031C2I00000/?n_cid=SNSTW001
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO6564508030102020I00001-PN1-1.jpg?auto=format%2Ccompress&;ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.2.0&s=e125af83401c71b1d3f0a37efa0fde46